防空緑地やゴルフ場、そして現在
サクラの花見の名所として有名な世田谷区砧公園にいってきました。
ここはもともと都市計画決定された大緑地で、戦中は防空緑地に指定されました。都市に対する空襲被害が出た場合の避難場所や延焼を防ぐのが目的で作られました。
戦後は都営ゴルフ場になりました。当時、ゴルフはまだ特別な人だけがやるスポーツでしたから、ゴルフボールが豊富にあるわけじゃないんですね。
ボールが池へ落ちたり、山へ行ってしまったりしたときにのために、中学生がアルバイトしていたそうです。その経験のある人から話を聞いたことがあります。
まだ中学生なので、ゴルフ場からアルバイトでお金をもらうことはできないため、プレーヤーのお手伝いをしてあくまでも個人的にチップをもらう、というシステムだったとか。
池にボールが入るとプレーしている大人からアルバイトが呼ばれ、拾いに行くわけです。すると、チップをはずんでくれたとか。
チップを頼りに中学生たちが集まっていて、彼らは大人に呼ばれるまで卓球をして遊びながら待機していたという、のどかな時代だったそうです。
つまり、中学生のチップ代よりもゴルフボールが高かったということなんですね。いったい、当時いくらしていたんでしょうか。
へたれでラッキー
東京多摩川河口の大森第一中学付近を、てくてくと散歩しました。中学のフェンスの外側では、向かいに羽田空港が見えます。
ヘリコプターが発着する場所にも近いです。ここでは釣りをやっているおじさんたちがいます。
ヨットの係留所みたいなのができて狭くなっちゃったけど、東京モノレールが地下からぬっと現れるのが見えるところです。
ところで、東京モノレールが羽田空港の近くで地下に入ったり地上に出たりを繰り返すのは、昔モノレールの終点だったからなんだそうです。
空港ターミナルが拡張工事で移転したとき、モノレールも天空橋から伸ばしたものの、地下の工事期間も費用ともに莫大になるので、いまのような形になっているそうですね。
でも、にゅ~と出て来るモノレールが虫みたいでかわいいですね。
お散歩中に猫にばったり出くわしました。すると、近くを歩いていた人の愛犬も反応。猫を怖がってへたる様子がちょっと笑えました。
でも、散歩中のノラ猫は気をつけたほうがいいそうですね。道路わきの溝や小さな穴に潜んでいたノラ猫に犬が引っかかれてしまうことがあるとか。
ノラ猫の爪にはバイ菌がいっぱいだそうですから、まわりはよく見ていないといけませんね。へたる犬でよかったのかも(笑)。